【回想法の実践】
心理療法を用いた認知症の進行抑制、精神行動障害の緩和を支援するリハビリテーション術
ゆずり葉は、若葉の成長を見届けてからでなければ古い葉は落ちないそうです。
そんなゆずり葉にならい、私達は先輩の方々の豊富な経験の上に築かれた尊い知識を受け継ぎ、それを若葉である後輩の皆さんに伝承していきたいと思います。
この思いを理念に、地域で私達の講師活動を実践するため平成25年11月に株式会社ゆずり葉の会を発足致しました。
「介護」は看護などに比べて歴史が浅く、発展途上にあると言っても過言ではありません。
それは、日本の歴史の中で「介護は家族がするもの」という認識が根強く残っているからなのかも知れません。
しかし、介護は老化や疾病の進行によっては、専門的な知識・技術が必要になります。
特に、自分の意思を伝えることが困難な認知症の方への介護は、より専門性が必要になってきます。
私達は、その専門性を一人でも多くの介護職の方に身に着けていただき、介護ご利用者はもちろんの事、介護者自身も介護することの喜びや、介護ご利用者の人生の締めくくりにご一緒できる尊さを知っていただけるような「語り部」を目指しています。
高齢者が住み慣れた街で、自分の生活を、自分の人生を、自分の知識を大切に誇りをもって、お身体が不自由になっても認知症になっても、自分らしく生きられるよう、どう支え合っていくかについて考え続けていくためのきっかけ作りをしていきたいと考えています。